COVID-19Radar プロジェクトに必要なリソースをプロビジョニングするスクリプトです。
- Storage Account (terraform state の管理用)
- CosmosDB
- Notification Hub
- Application Insights
- Azure Functions
CosmosDB, NotificationHub の PrimaryKey及び、Application Insgihts の INSTRUMENTATION_KEYは自動で、Azure Functions の AppSettingsに保存されます。
- Azure の利用可能な Subscription
- Azure CLIがインストールされている（もしくはCloudShellを使う）
- Terraformがインストールされている（もしくはCloudShellを使う）
リソースをdeployする前に、terraform の stateをメンバーとシェアするための Storage Account とコンテナをする必要があります。スクリプトが01_initの下に用意していますので、実行してください。これは、各人が実行する必要はなく、環境に付き１回実行するだけで結構です。
$ cd infrastructure/01_init
$ az login
$ az account set --subscription="<YOUR_SUBSCRIPTION_ID>"
$ terraform init -backend=true -backend-config=storage_account_name=<01_Init_STORAGE_ACCOUNT_NAME>
$ terraform validate
$ terraform apply -auto-approve解説すると、この terraform スクリプトは、Azure CLIのログイン情報を使って認証します。最初に Azure CLIでログインした後、terraform のコマンドを実行します。CloudShellを使っている場合は必要ありません。
terraform init は terraform の環境を初期化します。プロバイダをダウンロードしたります。
terraform validateにより terraform のファイルに対して静的解析を実施します。もし、warningが出た場合は指示にしたがって修正してください。最後に、terraform applyにより実際に環境が構築されます。スクリプトに修正を加えた時は、terraform planで変更点を確認して、terraform applyを実行してください。インフラストラクチャが必要なもののみ変更されます。このインフラの状態は、ステートファイルと呼ばれるファイル.terraform以下に配置されて、保存されます。
すでに、az loginを実行している前提で説明いたします。02_runtime には、環境を構築するスクリプトが含まれています。CosmosDB, NotificationHub, ApplicationInsights, Function Appが自動で作成せれ、コンフィグレーションされます。
01_initとの違いは、terraform initの箇所です。backend-configが指定されています。01_initの時は、terraform のステートファイルが、ローカルに保存されましたが、今回は01_initで作成された Storage Account の blob に保存されるようになっています。それにより、他の人とステートのシェアが可能になります。後は、下記のコマンドを実行して、環境構築を行ってください。
$ cd ..
$ cd 02_runtime
$ terraform init -backend=true -backend-config=storage_account_name=<01_Init_STORAGE_ACCOUNT_NAME>
$ terraform validate
$ terraform apply -auto-approvevariables.tfに初期設定の変数が格納されています。いくつかの変数は、プレフィックスの扱いで、ランダムの変数が追加されます。Azureのリソースは、名前がGlobalユニークである必要のあるリソースがいくつかあるので、名前がダブらないように、そのような挙動になっています。
よい terraform ライフを。