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Chapter5: DHCP

この章ではDHCPに関する基礎知識とその設定を学びます。

Lesson

DHCP

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) は、ネットワーク接続するのに必要なIPアドレスなどの情報を自動的に割り当てるアプリケーション層プロトコルです。

DHCPは情報の割当を行うDHCPサーバーと情報を割り当てられるDHCPクライアントからなります。 最初は、DHCPクライアントは自身のIPアドレスも知らなければ、DHCPサーバのIPアドレスも知らないので全ての宛先(ブロードキャスト)にDHCP Discoverメッセージを送信して、ネットワーク全体に問い合わせを行います。

DHCP Discoverメッセージを受け取ったDHCPサーバは、クライアントに割り当てるIPアドレス設定などをアドレスプールから選択して提案します。 DHCPサーバの仕様によりDHCP Offerはブロードキャストで送信するので、その場合は宛先MACとIPはブロードキャストアドレスになります。

DHCP Offerを受け取ったDHCPクライアントは提案されたIPを使用する事を通知するためにDHCP Requestをブロードキャストします。

最後に、DHCPサーバはDHCPクライアントが使用するIPアドレスなどの設定情報をDHCP Ackで送信します。

これを受け取ることでDHCPクライアントは提案されたIPアドレスを自信のIPアドレスとして利用できるようになります。

DHCPサーバには色々な設定項目がありますが、DHCPクライアントにIPアドレスを割り当てる範囲のアドレスプール、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイのアドレス、DNSサーバのIPアドレス、リース期間(IPアドレスの貸し出し期間)などが、基本的な設定項目となります。

Assignment

1. DHCPを使ってs1~s3がインターネットに接続できるようにしてみよう

[INFO]
s1~s3はdhclient導入済みUbuntu 20.04 LTSです。

ヒント1

ここではr4がDHCPサーバー、s1~s3がDHCPクライアントです。

ヒント2

最初はこれまでと同様にr4のeth100に対してIPアドレスやOSPFの設定を行う必要があります。

ヒント3

DHCPサーバーには少なくとも割り当てる範囲のアドレスプール・サブネットマスク、デフォルトゲートウェイのアドレスの3つが必要です。


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