Primitive DID

[KatoPachi]

• 価格弾力性をDIDで分析する（参照 Almunia et al. (2020 JPubE) #9 ）

[gt510244]

Stataで以下のコードを実行した。

//Make log-valued charity amount.
gen log_cr_1=ln(hcr001+1)
//Make log-valued income (I use 100000 to include negative values.).
gen log_pinc_all_1=ln( pinc_all +100000)
//Make log-valued charity price.
gen log_price=ln(1- mtr)
//Set panel data
xtset pid year
//Regress DID.
xtreg log_cr_1 log_pinc_all_1 log_price i.year ,fe vce(cluster pid)

結果は以下。

[KatoPachi]

@gt510244 ありがとうございます！
mtrは限界所得税率なので、2014年以降のlog_priceが間違っていると思います。
2014年以降のlog_priceは1-0.15 = 0.85となると思います

[gt510244]

ありがとう、助かる笑

[gt510244]

前回の分析に以下の誤りを見つけたので、やり直した。

• 変数hcr001は寄付したかどうかのダミーなので、被説明変数として不適切。
• 寄付価格は2014年度以降、税額控除の0.15を考慮した値1-0.15=0.85になるはず(加藤くんの指摘。税額控除って0.15であってる？)

Originalデータをつかって、mtrを計算し、やり直した結果が以下。Do fileとDTAは添付のZip fileのものをつかった。
log_cr =ln( h_exp_cr+1)、log_pinc_all_1 =ln( pinc_all +100000)である。またlog_priceは2013年以前はln(1- mtr)で2014年以降はln(0.85)となる。

Extensive Marginについては固定効果をとったProbitがやたらに時間がかかるので線形の固定効果パネルをつかった。
donateは寄付したかどうかのダミーで、\bar{donate}=0.3776なので、所得弾力性は2.945=1.1124/0.3776, 価格弾力性は-0.4727=1.1124/0.3776となる。

200807 Goto.zip

[KatoPachi]

@gt510244 ありがとうございます。スクリプトなど確認して整理します。もしあっていたら、価格弾力性が他の研究と比べて弾力的という解釈ですかね？

[gt510244]

@gt510244 ありがとうございます。スクリプトなど確認して整理します。もしあっていたら、価格弾力性が他の研究と比べて弾力的という解釈ですかね？

価格の弾力性がIntensive MarginとExtensive Marginあわせて-0.4112＋(-0.4727)<-1やから既存研究の範囲内やと思うなあ。
ただ、Almunia et al.(2020)みたいに寄付のFirst priceの考慮とかIVの考慮とかしていくと、結果がまた変わると思うから、なんともいえんけど。

[KatoPachi]

Reproduct by @KatoPachi

• 後藤さんが寄付額で使用していたもの（h_exp_cr）は世帯合計の寄付額なので、私が作成した個人単位の寄付額（total_g）を使用する。@daraterkim h_exp_crの説明はあっていますか？
• 寄付価格は限界所得税率mtrを用いて以下のように計算

gen price = .
replace price = 1 - mtr if year < 2014
replace price = 1 - 0.15 if year >= 2014

• 対数化とExtensive marginは以下のように処理

gen log_price = ln(price)
gen log_total_g = ln(total_g + 1)
gen log_pinc_all = ln(pinc_all + 100000)

gen extensive = .
replace extensive = 1 if total_g > 0
replace extensive = 0 if total_g == 0

• データはフルサンプルのほかに以下の二つのサブサンプルを用いる。これは この図 で観察されるおかしな動きが弾力性に反映されているかどうかを検証するためである。
  1. 2012年以降のデータ（2012年と2013年の限界所得税率は同じなので）
  2. 2013年と2014年のデータ（純粋に寄付税制の制度変更による価格弾力性が測定できると思う）

フルサンプルの結果

• intensive margin

• extensive margin

2012年以降のデータ

• intensive margin

• extensive margin

2013年と2014年のデータ

• intensive margin

• extensive margin

[daraterkim]

h_exp_crの説明はあっています!