円周率を取得するには、Boost Math Libraryのboost::math::constants::pi()
関数を使用する。この関数を使用するには、<boost/math/constants/constants.hpp>
ヘッダをインクルードする。
pi()
関数のテンプレート引数として、浮動小数点数型を指定することができ、double
だけでなく、float
やlong double
、多倍長浮動小数点数型として円周率を取得することもできる。
#include <iostream>
#include <limits>
#include <boost/math/constants/constants.hpp>
int main ()
{
double pi = boost::math::constants::pi<double>();
std::cout.precision(std::numeric_limits<double>::max_digits10);
std::cout << pi << std::endl;
}
- pi[color ff0000]
出力:
3.1415926535897931
参考:
最大公約数を求めるには、Boost Math Libraryのboost::math::gcd()
関数を使用する。この関数を使用するには、<boost/math/common_factor_rt.hpp>
ヘッダをインクルードする。
この関数には、2つの整数型の値を指定する。戻り値として、その整数型としての最大公約数が返される。
gcd
は、「the greatest common divisor(最大公約数)」の略称である。
#include <iostream>
#include <boost/math/common_factor_rt.hpp>
int main()
{
// 12と18の最大公約数を求める
int result = boost::math::gcd(12, 18);
std::cout << result << std::endl;
}
- gcd[color ff0000]
出力:
6
最小公倍数を求めるには、Boost Math Libraryのboost::math::lcm()
関数を使用する。この関数を使用するには、<boost/math/common_factor_rt.hpp>
ヘッダをインクルードする。
この関数には、2つの整数型の値を指定する。戻り値として、その整数型としての最小公倍数が返される。
lcm
は、「least common multiple(最小公倍数)」の略称である。
#include <iostream>
#include <boost/math/common_factor_rt.hpp>
int main()
{
// 2と3の最小公倍数を求める
int result = boost::math::lcm(2, 3);
std::cout << result << std::endl;
}
- lcm[color ff0000]
出力:
6