踵で推進力を得てピッチングアップダウンせずにターンエンドまで加速する
ターンエンドから切り替えでブーツがピッチングしていると、タイムラグができる。ブーツ全体は上下動するだけ。切り替え時はフォールラインに対して直角かつ斜面と平行に移動してトップが引っかかってヨーイング角加速度が大きくなる要素を最大原因保つことでターンを始動する。
なんでワイドスタンスにすると、ターンエンドで次のターンに重心を移動する感覚がつかみやすいのか?
重心と左右の支持規定点の 距離が大きくなるので離れている割合を正確に検知しやすくなる。 距離が短い場合、人間の測位性能が絶対距離なので、左右の支持規定点の間のどこにあるかを割合で得ることが難しくなる。人間の測位性能が割合なら竹馬に練習なしで誰でも乗れる。
ターンエンドで谷側の点を乗り越えるまで踵加重100%でピッチングアップせずにダウンして行く練習が必要。 ガニ股で谷側の内転筋を使用して重心を移動することで乗り越える時にプレッシャーをかけて推進する感覚を覚える。ただし、これは異常系のリカバリーであるから正常系で制御する練習を次にする。
正常系
ターン前半でつま先に加重してブーツを思い切り潰し終わったら、一番潰れている瞬間に踵加重に移動してスキーの前後方向の後ろに踵を移動させてその反力で重心を谷方向に移動させる。谷方向への重心の移動を股関節と上体の関節トルクのみによって達成し、ターンエンドで足の内転筋を使って重心をリカバリーしないようにする。 ターンエンドで股関節と上体の関節トルクを利用するのは良い。
ターン前半から踵からスキーによって体を推進され、それに負けないように膝を全部伸展させるつもりでやるとできる。体が前に行きすぎて怖いかもしれないが、スキーの推進力があるならテールのエッジグリップはターンエンドまで継続する。スキーの推進力でピッチングをコントロールするべき。
Banalance metric が悪くなる問題はターンエンドでのポンピングを高くする。
ターンエンドで200kgfで最後の5%と最初の2%を押せるようにする。
1ターンで0.05秒差がつくと50ターンで2.5秒差がつく。日本のトップと第一シードの一番下の差がそれぐらい。 時速36kmで0.05秒は50cm だとすると、1mから70cmぐらいの差が1ターンでついている。スキーの長さ半分ぐらい。ターンエンドでポンピングすることでそれぐらいの差がつく。
50cm以上前に出られるようにターン終端でのポンピングの練習をする。