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improve_edge_grip.md

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スキーを抑える力とズレにくさの関係

スキーを上からまっすぐ抑える力の合計を増やすと、どんな場合もエッジがよりずれにくくなるか?

ずれにくくならない場合もある。

厳密な問題設定

スキーをソール面に対して垂直に上から下に向かって押す仕事量を増やした場合、スキーの横方向に対する切削抵抗はすべての場合において増加するか?

すべての場合においては増加しない。いずれかの場合では増加する。

どんな条件で違う結果が生まれるのか?

エッジグリップを増やすためにはどのような動きが良いか?

デッキに対して垂直にだけ力を加える ロール角 加重力の大小 加重中心の位置を操作できる。 スキーの長さと幅は有限とする。 ターンの長さは有限とする。

以上の条件で最もエッジグリップを増やし、スキーの前後方向への切削抵抗を減らしてターンを終わらせる条件を考えてみよう。

この2つが達成されると、エッジグリップは最大になるようである。

同じ力で深く彫る方法

彫る対象が塑性のない剛体だとする。 同じ力でも下方向の圧力を加える面積を小さくして単位面積あたりの圧力を増やす。降伏する圧力を超えれば下方向に掘れる。 刃が掘り進める方向に直角についていて十分に鋭ければ、彫る対象から垂直方向かつ上に受ける力は最初に下方向に掘った力よりも少ない。 垂直方向に下向きの力が同じでも最初に掘った深さを維持して横方向に掘り進める事ができる。

ターンの中でエッジグリップを高く保つ方法を考える

嵌入開始時には トップに加重中心を移動し切削するエッジの長さを短くして雪面の単位面積あたりの圧力を増やして、少ない力で雪面を挫折させエッジを深く入れる。 デッキ面に対して垂直にしか力を加えられないのでロールして切削する面積を減らすと、雪面に対して垂直な力は小さくなり、ずらす力は大きくなるので、切削した雪面が崩れない範囲でロール角を大きくする。 切削深さはスキーの幅より広くてもエッジグリップは増さないのでそこまで達したら、加重中心を切削深さが保たれる程度に後方に移す。