diff --git a/CHANGELOG.md b/CHANGELOG.md index c714cb5..16b2e8c 100644 --- a/CHANGELOG.md +++ b/CHANGELOG.md @@ -11,6 +11,17 @@ ### Known Issue - [Issue #3](https://github.com/suikan4github/PaleALE/issues/3) : 索引が空の場合にLaTeXのビルドが異常終了する +## [v1.2.2] 2024-03-31 +サンプル文章のデスクトップ共有をActual Multiple MOnitorsに置き換えた。 +### Added +### Changed +### Deprecated +### Removed +### Fixed +### Security +### Known Issue +- [Issue #3](https://github.com/suikan4github/PaleALE/issues/3) : 索引が空の場合にLaTeXのビルドが異常終了する + ## [v1.2.1] 2024-03-26 インストールの最後にルートパスワードをも求めないよう変更。 ### Added @@ -164,7 +175,8 @@ Windows 10環境のWSLに対応した。 ## [1.0.0] - 2022-07-24 最初のリリース -[Unreleased]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.2.1...develop +[Unreleased]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.2.2...develop +[v1.2.2]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.2.1...v1.2.2 [v1.2.1]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.2.0...v1.2.1 [v1.2.0]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.1.7...v1.2.0 [v1.1.7]: https://github.com/suikan4github/PaleALE/compare/v1.1.6...v1.1.7 diff --git a/README.md b/README.md index 6d2825e..389bc69 100644 --- a/README.md +++ b/README.md @@ -11,7 +11,7 @@ LaTeX執筆環境の構築用スクリプト、ツール、およびサンプル ## 概要 PaleALEプロジェクトの目的は二つあります。 -- Visual Sudio CodeによるLaTeX執筆環境を作るためのインストール・スクリプトを提供する +- Visual Studio CodeによるLaTeX執筆環境を作るためのインストール・スクリプトを提供する - 同環境での執筆のためのツールを提供する PaleALEが構築する執筆環境はVisual Studio Codeと、その上で動作するLaTeX Workshopプラグインを用いたものです。LaTeX Workshopを使うことで、LaTeXファイルを保存するたびにビルドが自動的に行われ、Visual Studio Code上で即座に生成したPDFファイルが自動的に表示されます。執筆者はビルドのたびにコマンドを叩く必要はありません。 @@ -57,7 +57,7 @@ aarch64の試験は、Raspberry Pi 3A上のUbuntu Server 22.04で行いました [PaleAle Wiki](https://github.com/suikan4github/PaleALE/wiki)はリリースとは独立して技術情報を公開しています。トラブルがあったときはWikiも参照してみてください。 ## 使い方 -LaTeXの執筆を行うには、まず[LaTeX文書のプロジェクト](FILES.md)をVisual Studio Codeで開きます(メニューバー→[File]→[Open Folder ...])。この状態で編集を行います。Visual Sutdio Codeはフォルダのファイル一覧を表示してくれるので、好きなファイルを自由に開くことが出来ます。 +LaTeXの執筆を行うには、まず[LaTeX文書のプロジェクト](FILES.md)をVisual Studio Codeで開きます(メニューバー→[File]→[Open Folder ...])。この状態で編集を行います。Visual Studio Codeはフォルダのファイル一覧を表示してくれるので、好きなファイルを自由に開くことが出来ます。 LaTeX文書のソース・ファイル(.tex)を開いた状態で以下のショートカットを利用できます。 - Alt-Ctrl-B : LaTeX文書のビルド @@ -84,7 +84,7 @@ PaleALE ├── 000_preface.tex ├── 010_body.tex ├── a10_appendix.tex - ├── b10_authers_note.tex + ├── b10_authrs_note.tex ├── image ├── image_src │ ├── diagram.drawio diff --git a/sample/010_screenshots.tex b/sample/010_screenshots.tex index 3fd1f29..2912b21 100644 --- a/sample/010_screenshots.tex +++ b/sample/010_screenshots.tex @@ -178,6 +178,9 @@ \subsection{仮想マシンを使う} Windowsライセンスが必要になります。また、調べた限りではVMWare Workstation Player 17では物理ディスプレイよりも大きな仮想ディスプレイを作ることができません。 +この方法の欠点はレスポンスが非常に遅く、8kともなると作業をする時間よりも待ち時間が +長くなりがちな点です。 + \subsection{ダミープラグを使う} HDMIダミープラグ、あるいはEDIDエミュレータと呼ばれるデバイスを使うと @@ -224,37 +227,50 @@ \subsection{ダミープラグを使う} -\subsection{ダミープラグとデスクトップ共有を使う} +\subsection{ダミープラグとミラーリング・ソフトを使う} ダミープラグを使う方法は目隠し状態での作業を強いられます。 -それが困る場合は、デスクトップ共有を使うことで解決できます。 +それが困る場合は、ミラーリング・ソフトを使うことで解決できます。 考え方としては、次のようなステップを踏みます。 \begin{enumerate} - \item 図\ref{fig:display-plug}のフレーム・バッファ2のデスクトップを共有し、 - \item 同図のフレーム・バッファ1のアプリで受ける。 + \item 図\ref{fig:display-plug-mirror}のフレーム・バッファ2の出力を、 + \item ミラーリング・ソフトで同図のフレーム・バッファ1に表示する。 \end{enumerate} -このようにすれば、ダミープラグに出力される画面を確認しながら作業できます -。このようなことができるデスクトップ共有 -の方法にはいくつかありますが、筆者が試した中ではChromeブラウザによる共有が手軽で、 -かつ応答も他に比べて優れていました。 +\begin{figure}[btp] + \begin{center} + \includegraphics*[width=70mm]{image/displayplug_mirror.pdf} + \caption{ダミープラグとミラーリング・ソフトを使う} \label{fig:display-plug-mirror} + \end{center} +\end{figure} + + +このようにすれば、ダミープラグに出力される画面を確認しながら作業できます。 +このようなことが可能なソフトウェアとしてActual Multiple Monitorsがあります +\footnote{\url{https://www.actualtools.com/multiplemonitors/}}。 + +このソフトはモニタ間のミラーリングとスケーリングをGPUで行うため、画面の遅延が +非常に小さく、作業が楽になります。同様の方法としてChrome ブラウザのデスクトップ +共有機能がありますが、レスポンスは劣ります。 + + +ダミープラグとミラーリング・ソフトを使う方法は、追加コストがダミープラグと +ソフトウエアの代金だけであり非常に低価格で済むことが利点です。Actual +Multiple MonitorsはSteamで購入することもできます\footnote{\url{https://store.steampowered.com/app/241680/Actual_Multiple_Monitors/}}。 -Churomeブラウザによるデスクトップ共有の方法はネット上にたくさん解説がありますのでそちらを -参考にしてください。なお、共有元と共有先が同じPCということで、「共有元と共有先の -Chromeブラウザは別のタブにする」ことだけは気を付けてください。ウィンドウをあえて -別にしなくても動作しますが、別にした方が直感的に作業しやすいかもしれません。 -ダミープラグとデスクトップ共有を使う方法は、追加コストがダミープラグの代金だけであり -非常に低価格で済むことが利点です。一方で +一方で \begin{enumerate} \item 他の方法に比べて応答が遅い。 - \item 共有中に他のアプリを起動すると、それがどのフレームで起動しているのかわかりにくい。 + \item ミラーリング中に他のアプリを起動すると、それがどのフレーム・バッファで起動しているのかわかりにくい。 \end{enumerate} といった欠点があります。 -この方法はあくまでほかの方法を使えないときにリリーフと考えた方がよいでしょう。 +この方法は、ほかの方法を使えないときのリリーフと考えた方がよいでしょう。 +Actual Multiple Monitorsには30日のお試し期間がありますので、 +関心のある人は試してみることができます。 \section{まとめ} @@ -265,7 +281,7 @@ \section{まとめ} \item GPUを使う。 \item 仮想マシンを使う。 \item ダミープラグを使う。 - \item ダミープラグとデスクトップ共有を使う。 + \item ダミープラグとミラーリング・ソフトを使う。 \end{itemize} いずれも一長一短があるものの、数万円の出費を許せるのなら4kディスプレイか @@ -273,7 +289,7 @@ \section{まとめ} また、PCの購入を予定しているのなら、インテル以外のGPUを採用したモデルにすることで コストをあらかじめPC代金に盛り込むことも可能です。 -最期に、比較用に拡大率毎のスクリーンショットを図\ref{fig:all-screenshot}に +最後に、比較用に拡大率毎のスクリーンショットを図\ref{fig:all-screenshot}に 示します。 \begin{figure}[b] diff --git a/sample/image_src/displayplug_mirror.drawio b/sample/image_src/displayplug_mirror.drawio new file mode 100644 index 0000000..9eed466 --- /dev/null +++ b/sample/image_src/displayplug_mirror.drawio @@ -0,0 +1,61 @@ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + \ No newline at end of file