a-blog cms Ver.2.8.0 より拡張アプリ「Google Sheets」を利用できるようになります。 a-blog cms の拡張アプリ「Google Sheets」を使うとお問い合わせフォームなどで送信された内容を任意の Google SpreadSheet の最後の行に追記することができます。
- a-blog cms >= 3.1.0
- php >= 7.2.5
以下の 2 つのステップで a-blog cms と Google Sheets を連携します。
- ClientID JSON の取得
- ClientID JSON を CMS 側に登録
まずは、Google API Console にアクセスしてログインしてください。ログイン後、任意の名前でプロジェクトを作成します。 上の画像のように 1, 2 の手順でプロジェクトを新規作成できます。
左上のセレクトメニューをクリックし、先ほど作成したプロジェクトを選択します。
次は、サブカラムより「ライブラリ」という項目をクリックし、API ライブラリのページに移動します。そのページにて、Google Sheet API という項目を検索して有効化してください。
最後に「認証情報」をクリックして認証情報の設定画面に移動します。そこで新たに OAuth クライアント ID を作成します。 アプリケーションの種類として、「ウェブアプリケーション」を設定して、「認証済みのリダイレクト URI」には「ドメイン名/bid/(現在使用しているブログの BID)/admin/app_google_sheets_callback/」を設定します。
※ablogcms.io で行う場合は、「OAuth 同意画面」のページにある公開ステータスの項目を「テスト」にすることで「認証済みのリダイレクト URI」に正常に登録できます(2021 年 3 月現在)
その後、クライアント ID などの情報が記述された JSON ファイルをダウンロードしましょう。その後、ダウンロードした JSON ファイルをサーバーにアップロードします。ドキュメントルート以下にアップロードをするとブラウザからアクセスできてしまいますので、ドキュメントルートより上の階層にアップロードするのが望ましいです。
次は CMS 側の設定です。まずは、拡張アプリから Hook 処理をかけるように config.server.php を 1 にします。
define('HOOK_ENABLE', 1);
管理画面 > 拡張アプリより、 Google Sheets をインストールします。インストール完了後は、管理画面 > Google Sheets より Google Sheets の管理画面に移動します。
そして先ほど設置したJSONファイルへのパスを記述します。絶対パスで記述しましょう。パスを記述後、設定を保存してから、「認証」ボタンをクリックして認証するようにしましょう。※認証はフォームの送信先となるブログで行ってください。
管理画面 > フォームより、Google スプレッドシートと紐付けたいフォーム ID の変更画面に移動すると、「Google スプレッドシート Form 設定」という項目が増えています。 Googleスプレッドシート連携を有効にし、フォーム ID に対して書き込みしたい Google Sheets の ID を指定してください。
SpreadsheetID と SheetID は、開いている スプレッドシートの URL から調べることができます。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/{SpreadsheetID}/edit#gid={SheetID}
設定が完了すれば、お問い合わせフォームから送信された内容を Google Sheets に自動で追加登録できます。下の図のような実行結果になっていれば成功です。