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Guide
公式ヘルプの以下の場所にヘルプの書き方が記載されている。参照すること。
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:h help-writing
(翻訳ヘルプに限らない一般的な) ヘルプの書式について。
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:h help-translated
翻訳ヘルプを作成する際の注意事項。
文字コードは UTF-8、改行文字は UNIX 形式 (\n
) にする。
set fileencoding=utf-8 fileformat=unix
ファイルによっては cp932 などでは扱えない文字を含んでいるので次の設定もしておいたほうがよい。
set encoding=utf-8
以下は日本語helpで独自に拡張されている記法になる。
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小見出し
章、節、見出しより小さい単位での表記として小見出し(仮称)がある。 英語では、行頭から始まるすべて大文字の1文が小見出し状態にハイライトされる。
MATHEMATICS
ただし、この小見出しのハイライト記法は日本語ではそのままでは機能しない(日本語に大文字小文字の区別がなく、アルファベットだけが対象なため)。 付属の日本語help向けシンタックスにて、この対策として以下のような記法でのハイライトを追加している。
行頭に☆を付けて直後から翻訳した小見出しを記述する、これにより同様のハイライトになる。 またこの☆はシンタックスによりconcealで陰蔽される(Vimが+concealになっていれば)。
英語記法が使えるとき(例: PYTHON、などが小見出しとなる場合)は英語の記法でよく、そうでない場合は上記の記法を使う。
☆数値計算
註:なお、この対応前に翻訳した該当箇所では、小見出しの翻訳に見出しの記法(次の行に
---
があるもの)を転用している箇所がある。 これについて修正はまだ完了していない。そのような表記があっても当座は気にせず、今後の翻訳および改訂には上記の☆記法を使用すること。
ユーザーマニュアル (usr_*.jax) では敬体 (ですます調) を用いる。
その他、リファレンスマニュアルでは常体 (だである調) を用いる。ただし、既存ファイルは敬体ものと常体のものが混在しているので、当該ファイルのスタイルに合わせる。
敬体を用いる場合でも、以下の場所では常体を用いること。
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見出し
プラグインを使う ---------------- まず、プラグイン自身のドキュメントを読んで、動作条件を確認してください。
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短い箇条書き
プラグインの追加は以下の手順で行います: 1. プラグインを入手する 2. 正しいディレクトリにコピーする
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サンプルコードのコメント
:smile *:smile* ユーザーを幸せにします。例: > " 10000 回幸せにする for i in range(10000) smile endfor
リファレンスマニュアルなので、命令しているというよりは操作の手順を簡潔に述べているだけであって、特に命令形だからという意識はしなくて良い。
ASCII 文字は半角文字を使う。カタカナは全角文字を使う。
以下の場所には空白を入れる。
- 英単語やアラビア数字の前後
- クォートで囲まれた語句 (
"xxx"
、'xxx'
、`xxx`
) の前後 - リンク (
|xxx|
) の前後
ただし句読点や括弧の前後には空白を入れてはならない。例:
正 v:true 数値 1。JSON では "true" として使われる。|json_encode()| を参照。
誤 v:true 数値1。JSONでは"true"として使われる。|json_encode()|を参照。
メモ
- 現状では徹底されていない。
- 他の翻訳プロジェクトでも空白を入れているところ多し。
- 空白を入れないほうが書きやすいし読みやすいと感じる。
- 空白を入れたほうが読みやすいと感じる。
- ファイル名やコマンド、コード片などは空白で区切った方が分かりやすいのでは?
- 「全角文字と半角文字の間には空白を入れる」的なルールでもよさそう。
基本的にはアラビア数字 (1
、2
、3
、...) を使う。例:
正 第 2 引数は省略可能です。
誤 第二引数は省略可能です。
慣用表現の場合は漢数字 (一
、二
、三
、...) を使う。例:
正 これで同じ問題は二度と起きないでしょう。
誤 これで同じ問題は 2 度と起きないでしょう。
句読点は 、
と 。
を使う。
丸括弧は ␣(
と )␣
を使う (␣
は半角空白)。全角の (
と )
を使ってはならない。
対応する日本語を曲線型のシングルクォート (‘
と ’
) で囲む。
メモ:
- 日本語的な表現ではないので何もしなくていいのではないか?
- というか非日常的な記号は使いたくない。
- 現状ではほとんど使われていない。
訳注には次の 2 種類がある。
- 原文の補足
- 翻訳者の作業用メモ
1 の用途で使う場合は {訳注: 補足説明。ほげほげ、ふがふが。}
の形式にせよ。構文強調表示される。
2 の用途で使う場合、行単位で書くと小細工できて都合が良い。
訳注メモ: こんな感じでリリースに含めないようなメモを書く
訳注メモ: 作業ログ、疑問、注意点など、他の翻訳者が後で参照できるようにする
訳注メモ: リリースに含めないと利用者からのフィードバックを得られないか?
訳注メモ: 消さないほうが利用者にとって分かりやすいか?
訳注メモ: 名前も入れておくと分かりやすい?
メモ: 現在 2 の用途ではあまり使われていない。
日本語環境だと翻訳されるメッセージは、本文中では原文のままにし、その日本語訳を訳注で補足すること。
基本的には 1 つのメッセージに対して 1 つの訳注をつければよい:
h F ヘルプバッファフラグ。表示されるのは "[help]"。
{訳注: 日本語メッセージの場合: "[ヘルプ]"}
H F ヘルプバッファフラグ。表示されるのは ",HLP"。
w F プレビューウィンドウフラグ。表示されるのは "[Preview]"。
{訳注: 日本語メッセージの場合: "[プレビュー]"}
くどくなる場合は複数のメッセージに対して 1 つの訳注をつけてもよい:
ロング ショート 意味 ~
[readonly] {RO} ファイルは書き込み制限されている
[fifo/socket] ストリームを使っている
[fifo] FIFOストリームを使っている
[socket] ソケットストリームを使っている
{訳注: 以下日本語メッセージの場合:
ロング ショート 意味 ~
[読込専用] [読専] ファイルは書き込み制限されている
[FIFO/ソケット] ストリームを使っている
[FIFO] FIFOストリームを使っている
[ソケット] ソケットストリームを使っている
}
ヘルプを書くのに便利な設定がいくつかある。
行末の ␣>
(␣
は半角空白) と行頭の <
はコードブロックをハイライトするためのキーワードになっている。これらはデフォルトでは conceal されるので、見落とさないためにも次のような設定をするとよい。
setlocal conceallevel=0
highlight Ignore ctermfg=red
コードブロックの直後の本文が <
で始まってしまう場合は、語順を変えるか <
を二重にして conceal されないようにすること。
1 行は 78 桁以内である。autofmt を入れて gq
を使うと上手く整形できる (kaoriya 版には同梱)。
" 整形用の設定例
set formatexpr=autofmt#japanese#formatexpr() " kaoriya 版では設定済み
let autofmt_allow_over_tw = 1 " 全角文字がぶら下がりで 1 桁はみ出すのを許可
set formatoptions+=mB " または mM
set smartindent
formatoptions
には mB
または mM
を含めること。mB
の場合は、行連結時にシングルバイト文字とマルチバイト文字の間に空白が入るが、mM
の場合は空白は入らない。現時点ではシングルバイト文字とマルチバイト文字の間に空白を入れるかどうかは統一されていないため、整形時には周辺の文章に合わせて手動で調整が必要になる場合がある。
autofmt の代わりに JpFormat.vim を使ってもよい。
次のいずれかで、はみ出た部分の色を変えるのも役に立つだろう。
syntax match Error /\%>79v.*/
set colorcolumn=+1
英語 | 日本語 | メモ |
---|---|---|
abbreviation | 短縮入力 | |
autocommand | 自動コマンド | |
map | マップ | |
quickfix/location | quickfix/location | 誤: クイックフィックス/ロケーション |
syntax highlighting | 構文強調表示、構文ハイライト、シンタックス強調表示、シンタックスハイライティング | 現在は「構文強調表示」「構文ハイライト」が多い |
user defined command、user command | ユーザーコマンド | 前者は「ユーザー定義コマンド」がいいのでは? |
(X11の) Selection | セレクション | |
external command | 外部プログラム |
:! で使用するような ls や cat などの普通のプログラム。Vim コマンドと区別するためこう訳す |
Introduction | はじめに | |
default | デフォルト、既定 | |
forward/backward | 前方/後方 | |
before/after | 前/後ろ | 誤: 前方/後方 |
{not in Vi} | {Vi にはない} | 8.1.1280 で削除された |
記号 | 英語 | 日本語 | メモ |
---|---|---|---|
[] |
square brackets | 角カッコ | |
{} |
brace | 波カッコ | |
() |
parenthesis | 丸カッコ | |
<> |
? | 折カッコ |
漢字と記号がわかれば、どれがどれだかハッキリわかる。
メモ:
- 現状では「括弧」も多い。
- 文字数少ないし「括弧」のほうが良いのでは?
記号 | 英語 | 日本語 | メモ |
---|---|---|---|
` |
backtick | バッククォート | |
\ |
backslash | バックスラッシュ | どこかに円記号との関連についての注意書きをした上でバックスラッシュに統一 |
. |
dot | ドット |
Normal mode ノーマルモード
Visual mode ビジュアルモード
characterwise ~ 文字ビジュアルモード (あるいは、文字単位~)
linewise ~ 行ビジュアルモード (あるいは、行単位~)
blockwise ~ 矩形ビジュアルモード
Select mode 選択モード
characterwise ~ 文字選択モード (あるいは、文字単位~)
linewise ~ 行選択モード (あるいは、行単位~)
blockwise ~ 矩形選択モード
Operator-pending mode オペレータ待機モード
Insert mode 挿入モード
Replace mode 置換モード
Virtual Replace mode 仮想置換モード
Command-line mode コマンドラインモード
Insert/Overstrike 挿入/上書き
Ex mode Exモード
Insert/Overstrike 挿入/上書き
Terminal-Job mode 端末ジョブモード
ソフトウェア、エディタとしての Vim を指すときには "Vim" と書く。GUI 版は "gVim"。 シェルなどで入力されるコマンドとしては "vim" もしくは "gvim" と書く。
「ファイル」や「オプション」などは、その名前の前に書く。例:
英語 日本語 ~
.vimrc file ファイル .vimrc
'compatible' option オプション 'compatible'
the spec file buffers
specがファイルの名前ではなく一般的なファイルのクラスを定義するようなものの場合はこの限りではない。
メモ: どういう意味だろう? 具体例がほしい。
メモ:
- 現状では徹底されていない。
- 表記や文脈から
'compatible'
や.vimrc
でもわかるのでは? 省略したほうがすっきりする。 - 原文の順序のままでもいいのでは?
{not available when compiled without the |+xxx| feature}
{only available when compiled with the |+xxx| feature}
どちらも次のいずれかにする。
{Vimが |+xxx| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
{|+xxx| 機能付きでコンパイルされたときのみ有効}
{Vim
か {|+xxx|
で書き始めることで構文強調表示される。
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どのような利用者を想定するか。それによって表現が変わる。
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{not in Vi} のような表記には翻訳マニュアル独自のシンタックスファイルで対応してはどうか?
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Ex コマンドやオプションに使われるような単語はそのままカタカナにしたほうが分かりやすいのではないか? ただカタカナばかりでは読みにくい分かりにくい。
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「コマンドライン」は Vim のコマンドラインとシェルのコマンドラインで紛らわしい。
- まぁ分かるか。
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専門用語は無理せずそのままカタカナにする。
- 必要なら別のファイルに説明を書いておく?
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辞書.辞典.翻訳.語学検索:翻訳のためのインターネットリソース http://www.kotoba.ne.jp/
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Excite エキサイト 翻訳 (機械翻訳) http://www.excite.co.jp/world/english/
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Linux JF (Japanese FAQ) Project http://linuxjf.sourceforge.jp/
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JF 文章文体ガイド http://linuxjf.sourceforge.jp/JFdocs/jf-styleguide.html
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JF で翻訳できるぞ mini HOWTO http://linuxjf.sourceforge.jp/JFdocs/JFhonyaku.html
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JM Project http://linuxjm.sourceforge.jp/
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JM Project ガイド http://linuxjm.osdn.jp/guide/
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翻訳の指針 http://linuxjm.osdn.jp/guide/translation_guideline.html
-
Japanese Manual Project for FreeBSD http://www.jp.freebsd.org/man-jp/
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JPMANマニュアル校正ガイドライン http://www.jp.freebsd.org/man-jp/docs/guideline.html
-
共通な訳語の対訳表 http://www.jp.freebsd.org/man-jp/docs/wordlist.txt
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The FreeBSD Japanese Documentation Project http://www.jp.freebsd.org/doc-jp/index.html
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WIDE IPv6 WG による訳語集 http://www.v6.wide.ad.jp/Documents/glossary.txt
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FreeBSD Security Advisory 翻訳メモ https://www.allbsd.org/~hrs/FreeBSD/doc-jp/announce-jp/FreeBSD-SA/freebsd-sa.txt
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X Japanese Documentation Project http://xjman.dsl.gr.jp/
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Xlib - C Language X Interface http://xjman.dsl.gr.jp/X11R6/X11/index.html
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Pythonドキュメント翻訳プロジェクト https://github.com/python-doc-ja/python-doc-ja/wiki
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仁平和夫(にひら かずお)『翻訳のコツ』 http://www.honyaku-tsushin.net/bn/200209SAp2.pdf
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日本語組版処理の要件(日本語版) https://www.w3.org/TR/jlreq/
- ExciteTranslate https://github.com/mattn/excitetranslate-vim